経営情報

2023(令和5)年度 事業報告総括

 3年前に発生した新型コロナは、令和5年5月に「5類感染症」に位置付けられ、外出自粛等が求められなくなった。ただ、感染者が「0」になったわけではないので、感染症対策は継続した。

 2023(令和5)年度は、1973(昭和48)年に当法人が設立され、50年が経過する記念の年であったので、夏祭り・20年以上の勤続職員への感謝状交付を含めた記念式典等の50周年記念のお祝いの行事を実施した。

 継続性のある福祉サービスの提供とサービスの持続的な展開を図っていくために、

①人材確保に努めた。
 少子・高齢社会・生産労働人口の減少の中、採用者のほとんどが紹介会社を経由した採用・派遣からの直接雇用者等という状況で、新卒の介護職1名を採用できたが、年度間の退職者は18名、採用者は17名(内EPAベトナム人2名)であった(離職者数の推移は、2020(令和2)年度24名、2021(令和3)年度17名、2022(令和4)年度17名)。また、2024(令和6)年度採用の内定者は、4月1日採用の新卒者1名・事務職員1名、8月上旬採用予定のEPAベトナム人2名であった。
 資格取得支援の成果としては、介護福祉士合格者2名(2名ともEPAベトナム人)、介護支援専門員5名であった。

②建物・設備の改修・維持・ソフト等の導入に努めた。高額な設備改修等は、次のとおり。
 特別養護老人ホームフォレストホームでは、外壁塗装工事、離床センサー付きベッドへの69床入替。
 軽費老人ホーム長命荘では、食堂前テラス改修、ナースコール更新。
 北田原町の施設で、電話設備更新。人事労務ソフト(出退勤等記録)導入。
今後、要援護高齢者に必要なサービス量と想定されるマンパワー数とのバランスを考えると、サービスの重点化・サービス提供の効率化・生産性の向上を進めていく必要がある。特に、ICT化の一層の推進を図っていくことが重要である。

 実施したサービス提供量について、在宅部門のデイサービス・児童発達支援の各サービス利用者の年間合計人数は、11,277人であった。2020(令和2)年度は8,906人、2021(令和3)年度は10,023人、2022(令和4)年度は11,308人であり、前年度とほぼ同じであったが、ただ、その中でも、児童発達支援は、事業計画の1,284人に対して1,645人と、1.28倍の利用者数であった。

 配食サービス年間宅配数は、調理職員数の関係で、過去最高の2022(令和4)年度7,895食の△8.6%7,214食だった。また、同じく調理職員数の関係で、鹿ノ台デイサービスでは、2024(令和6)年1月15日以降直接調理から外注弁当に変更するとともに、ランチタイムスタッフパート2名を採用した。2024(令和6)年度から新規調理職員を採用することから、早い時期に直接調理に戻していく。

 居宅介護支援(ケアマネ)事業では、2,291件のケアプラン管理を行った。2022(令和4)年度は2,152件、2021(令和3)年度は2,016件で、2019(令和元)年当時の実績2,492件に徐々に戻してきている。2016(平成28)年秋に開設した地域支え合いセンターのどかでは、2023(令和5)年度来訪者は593人で、介護予防教室199人を含めると792人となった。

 特別養護老人ホーム(短期入所含む)では、ベッド稼働率86.9%と、昨年度より3.5%アップした。また、1年間の入居者23人・退居者26人で、施設内の看取りも15人(前年度12人)であった。年度末時点の待機者は、133人となっている。

 2013(平成25)年7月に特定施設入居者生活介護施設の指定を受けた軽費老人ホーム長命荘は、指定後10年9月が経過し、入居者の内97.8%の方が要支援・要介護者となっており、稼働率は、92.4%であった。年度末時点の待機者は、57人となっている。


2023(令和5)年度 軽費老人ホーム 長命荘 事業報告

1.介護難民を生じさせない 生産性を向上させサービス提供量増を目指す

2.その結果職員1人当たりの稼ぎ額アップを図る

3.サービスの充実に併せて雇用の継続を図る

4.法人各サービスの「強み」を磨く

5.一層のICT化の推進で効率化

6.ロボット・見守り機器の導入・検討

7.職員採用・職員研修

8.新型コロナ対策の継続

〇稼働率・入退居

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 年間計 月平均
稼働率
(実績)
(%)
93.2 90.1 91.5 92.4 91.7 91.5 93.9 93.9 98.1 90.1 88.3 94.0 92.4
新入居
(人)
1 1 1 2 0 1 1 1 1 0 0 1 10 0.8
退居
(人)
0 1 2 1 0 0 1 1 0 1 0 1 8 0.7
延べ
利用数
1,398 1,397 1,373 1,432 1,422 1,373 1,408 1,408 1,521 1,396 1,281 1,457 16,866 1,406

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 特養介護課 事業報告

1.介護難民を生じさせない 生産性向上させサービス提供量増を目指す

2.その結果職員1人当たりの稼ぎ額アップを図る

3.サービスの充実に併せて雇用の継続を図る

4.法人各サービスの「強み」を磨く

5.一層のICT化の促進で効率化

6.ロボット・見守り機器の導入・検討

7.職員採用・職員研修

8.新型コロナ対策の継続

目標ベッド稼働率   特養:94%以上   ショート含む:90%以上

〇稼働率(月ごとの特養入居者数と年度計)

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 年度計(人)
平均(%)
特養 2,001 2,030 1,974 2,034 2,044 1,939 1,964 1,955 2,110 1,992 1,842 2,105 23,990
90.1 88.5 88.9 88.7 89.1 87.3 85.6 88.1 92.0 86.8 85.8 91.8 88.6
ショート
2,347 2,389 2,373 2,472 2,469 2,361 2,389 2,322 2,522 2,410 2,220 2,347 28,621
86.9 85.6 87.9 88.6 88.5 87.4 85.6 86.0 90.4 86.4 85.1 84.1 86.9

〇入退居者数(実績)

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 計 (人) 平均(人)
入居 4 2 1 1 2 2 2 3 1 1 1 3 23 1.9
退居 4 2 0 1 5 2 2 0 2 2 2 4 26 2.2

ホーム
永眠
1 1 0 0 4 2 1 0 2 1 1 2 15 1.3

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 特養介護課(ショートステイ) 事業報告

1.介護難民を生じさせない、生産性向上させサービス提供量増を目指す。

2.その結果職員1人当たりの稼ぎ額アップを図る

3.サービスの充実に併せて雇用の継続を図る

4.法人各サービスの「強み」を磨く

5.一層のICT化の促進で効率化

6.ロボット・見守り機器の導入・検討

7.職員採用・職員研修

8.新型コロナ対策の継続

目標ベッド稼働率 85%以上(介護給付・予防給付)

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 計(人)
平均(%)
利用者 346 359 399 438 425 422 425 367 412 418 378 242 4,631
稼働率 72.1 72.4 83.1 88.3 85.7 87.9 85.7 76.5 83.1 84.2 81.5 48.8 79.1


4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 計 (人) 平均(人)
新規
面接
6 4 3 5 7 9 6 6 4 8 6 3 67 5.6
カンファ
レンス
0 0 0 4 2 3 0 5 0 8 1 1 24 2

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 在宅介護課事業報告

フォレストホーム デイサービスセンター

フォレストデイセンター鹿ノ台

児童発達支援事業

1.介護難民を生じさせない 生産性を向上させ提供量増を目指す
  稼働率アップ 利用者数増

2.その結果利用者1人当たりの稼ぎ額アップを図る
  →職員給与アップに繋げる

3.サービスの充実に併せて 雇用の継続を図る・・・事業の継続

4.法人各サービスの「強み」を磨く

5.一層のICT化の推進で効率化

6.ロボット・見守り機器の導入・検討

7.職員採用・職員研修

8.新型コロナ対策の継続

9.利用者数

【フォレストホームデイサービスセンター】≪年間利用実績≫

開所日数 309日
延べ利用者数 5,348人
(介護4,928人、予防174人、身障246人)
1日平均利用者数 17.31人
年間利用率(延べ利用者数÷年間予定者数) 90.20%
年間利用者数の前年度比 0.97倍
1日平均利用者数の前年度比 0.97倍
加算 入浴:3,341人(内予防及び身障 246人)(延べ数)
認知症加算:1,870人(延べ数)
サービス提供体制加算(Ⅰ)、介護職員処遇改善加算Ⅰ、特定介護職員処遇改善加算Ⅰ

【フォレストデイセンター鹿ノ台】≪年間利用実績≫

開所日数 257日
延べ利用者数 4,284人 (介護3,736人、事業対象者・予防548人)
1日平均利用者数 16.67人
年間利用率(延べ利用者数÷年間予定者数) 85.0%
年間利用者数の前年度比 0.92倍
1日平均利用者数の前年度比 0.92倍
加算 入浴:2,870人(延べ数) 153人)(延べ数)
個別機能訓練(Ⅰ)イ:1,959人(延べ数)
個別機能訓練(Ⅱ) : 268人(実数)
運動器機能向上:66人(実数)
サービス提供体制加算(Ⅰ)、介護職員処遇改善加算Ⅰ、特定介護職員処遇改善加算Ⅰ

【児童発達支援】≪年間利用実績≫

開所日数 257日
延べ利用者数 1,645人
年間1日平均利用者数 6.40人
年間利用率(延べ利用者数÷年間予定者数) 85.54%
年間利用者数の前年度比 1.47倍
1日平均利用者数の前年度比 1.48倍
加算 送迎加算:590回
欠席対応加算:97回
事業所内相談加算:76回
福祉・介護職員処遇改善加算Ⅰ
福祉・介護職員等特定処遇改善加算Ⅱ
福祉・介護職員等ベースアップ等支援加算

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 ホームヘルパー事業報告

1.介護難民を生じさせない 生産性を向上させ提供量増を目指す
  《稼働率アップ 利用者増》

2.その結果利用者1人当たりの稼ぎ額アップを図る
  →職員給与アップに繋げる

3.サービスの充実に併せて雇用の継続を図る・・・事業の継続

4.法人各サービスの「強み」を磨く

5.一層のICT化の推進で効率化
  生きがい対策を重視し、地域の互助機能を含めた支援の実施
  介護予防、重度者・認知症対策、介護予防対策を含む食事宅配

6.ロボット・見守り機器の導入・検討(ホームヘルパーとして不記載とする)

7.職員採用・職員研修

8.新型コロナ対策の継続

月別利用状況

介護給付
回数
時間 予防給付
回数
時間 障がい者
回数
時間 実費
回数
時間
4月 307 218:55 58 43:40 16 17:00 10 11:00
5月 358 253:10 63 46:40 15 16:00 13 11:20
6月 337 243:40 62 46:20 15 16:30 12 11:30
7月 347 237:35 58 44:10 14 15:30 8 8:30
8月 319 223:35 60 45:40 15 16:30 9 9:00
9月 335 239:40 49 36:00 13 13:30 5 5:00
10月 380 266:50 54 41:30 14 15:00 6 8:30
11月 378 265:50 53 40:00 15 16:00 7 7:00
12月 309 232:50 51 39:30 17 18:00 2 1:30
1月 320 232:15 49 37:40 15 15:00 1 0:30
2月 327 233:20 50 39:40 14 14:30 1 1:00
3月 343 253:20 52 41:30 17 17:30 5 3:00
総合計 4,060 2,901:00 659 502:20 180 191:00 79 77:50
平均 338 242 55 42 15 16 7 6

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 フォレスト居宅介護支援事業所 事業報告

1.介護難民を生じさせない 生産性を向上させ提供量増を目指す

給付管理者数(人)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
要介護1 65 65 67 67 67 67 66 69 66 65 61 56 781 65.08
要介護2 68 68 68 66 68 72 73 71 71 69 73 70 837 69.75
要介護3 25 24 29 29 31 31 31 31 35 34 36 34 370 30.83
要介護4 17 13 17 17 15 16 16 16 18 18 17 19 199 16.58
要介護5 6 9 7 8 7 9 10 11 10 11 9 7 104 8.67
合計 181 179 188 187 188 195 196 198 200 197 196 186 2,291 190.92
予防
プラン
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 12 1.00
包括から
法人内委託
2 2 3 3 3 3 3 3 3 4 4 5 38 3.17

     
月平均(予防プラン含まず)計画215人→実績190人
1ケアマネあたり(予防プラン含まず)実績30人 常勤換算 6.4人(年平均)

認定調査件数(人)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 月平均
生駒市 6 4 5 5 5 6 3 3 4 5 3 3 52 4.33
他市 4 2 1 1 1 5 6 4 1 4 7 5 41 3.42
10 6 6 6 6 11 9 7 5 9 10 8 93 7.75

月平均 7.75人

2.職員1人当たりの稼ぎ額アップを図る

3.サービスの充実に併せて、雇用の継続を図る

4.法人各サービスの「強み」を磨く

5.一層のICT化の推進で効率化

6.ロボット・見守り機器の導入・検討(フォレスト居宅介護支援事業所として不記載とする)

7.職員採用・職員研修

8.新型コロナ対策の継続

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 地域包括支援センター 事業報告

1. 介護難民を生じさせない 生産性を向上させるサービス提供量増を目指す

2. その結果職員1人当たりの稼ぎ額アップを図る

3. サービスの充実に併せて雇用の継続を図る・・・事業の継続

4.法人各サービスの「強み」を磨く

①指定介護予防支援:月平均68.8件

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
要支援1 20 20 19 19 17 17 15 16 13 15 16 17 204
要支援2 52 51 52 52 51 48 49 49 53 54 55 55 621
合計 72 71 71 71 68 65 64 65 66 69 71 72 825

②第一号介護予防支援:月平均26.8件

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
事業
対象者
10 8 6 7 7 6 6 5 6 6 7 7 81
要支援1 8 9 10 8 7 8 10 10 7 6 6 6 95
要支援2 9 9 11 12 14 14 10 12 14 11 14 16 146
合計 27 26 27 27 28 28 26 27 27 23 27 29 322

5.一層のICT化の促進で効率化

6.ロボット・見守り機器の導入・検討

7.職員採用・職員研修

8.新型コロナ対策の継続

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 料理課事業報告

1.介護難民を生じさせない 生産性向上させサービス提供量増を目指す

2.サービス提供量増に併せて、事業の継続・雇用の継続を図るために、法人全体の資金収支差額(積立金含めて)率を4.5%以上とする(料理課として不記載とする)

3.職員1人当たりの収入アップを図る。職員の給与アップに繋げる

4.ケアカンファレンス・ケアプランに基づいたサービス提供、ICTの活用による記録の効率化・充実強化

5.自立・自律支援の充実
  生きがい対策を重視し、地域の互助機能を含めた支援の実施
  介護予防、重度者・認知症対策
  介護予防対策を含む食事宅配

6.離職防止・職員資質向上支援及び法人内研修の実施、人材確保対策(外国人を含む)、ホームページの充実

7.事業の効率化・合理化対策、「最小の経費で最大の効果」の追求
(無駄の排除 全部署ICT化の促進 介護ロボットの導入 見守り機器導入)

8.法令遵守と適切で効率的なサービスの提供

9.新型コロナ対策の継続


配食サービス  総宅配数  7,214食

           月平均     601食 (市補助 28食・実費 573食)

栄養ケアマネジメント
強化加算
11単位/日
療養食加算
6単位/1食
(3食18単位)
経口維持加算Ⅰ
400単位/月

実人数/日 実人数/日 実人数/月
4月 65.8 10.5 7
5月 61 9.5 8
6月 63.7 10.8 8
7月 62.6 10.8 9
8月 63.7 10.1 9
9月 64.6 10.1 11
10月 63.6 9.5 11
11月 65.6 8.7 10
12月 67.6 7 8
1月 63.6 7 8
2月 65 8 7
3月 66.9 8.5 9

以上のことに努めました。

2023(令和5)年度 事務室 事業報告

1.人財確保対策

2.職員資質向上支援

3.事務処理の効率化及び合理化(法人全部署ICT化の促進)

4.人員配置に見合ったサービスの提供

5.処遇改善の実施

6.月次決算

7.新型コロナウィルス感染症対策

以上のことに努めました。

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